2009年12月16日

フッ素の応用で強い歯を

みなさん こんにちは!
長野県佐久市 おぎむら歯科医院
院長の荻村卓朗です。

 今日はフッ素と強い歯についてお話していきます。

歯の強さ、弱さというのは、お口の中の環境を抜きにしては考えられません。歯そのものがどんなに強くても、甘いものを摂りすぎたり、歯磨きをおろそかにしていたらむし歯になってしまうからです。

また、「カルシウムを摂れば歯が強くなる」とか、「妊娠中にカルシウムをとらなっかたから歯の弱い子になった」ということをよく耳にします。しかし歯はカルシウムだけで出来ている訳ではなく、たんぱく質やリンなどからも出来ています。バランスが大切なのです。

歯と栄養ということで考えれば、栄養価の高いものをバランスよく摂ることが大切だと思われます。


歯の質を強くするぶ物質がフッ素です。フッ素は、歯の成分のカルシウムと結びついてフッ化カルシウムという化合物をつくり、これが歯の質を強めているのです。

現在ではむし歯予防の為にフッ素を応用することが広く浸透しています。その1つが、歯にフッ素を塗る方法、2つ目はフッ素を溶かした水溶液でうがいをする方法です。

特に歯の萌出期や交換期に行うと効果的です。乳歯や生えたての永久歯は歯の質がやわらかくフッ素を吸収しやすいからです。大人でも、露質した根っこの部分は歯の質やわらかくむし歯になりやすい反面、フッ素を吸収しやすいのです!

また、フッ素配合の歯磨剤も効果的です。 フッ素塗布+フッ素洗口(うがい)の併用は効果が高くお勧めの予防処置といえます。だからといって、毎日のブラッシングを怠ってしまってはもともこうも無いのです。


おぎむら歯科医院
http://www.ogimura-dc.com

  


Posted by おぎむら歯科医院 at 18:13Comments(1)予防歯科