2009年02月17日

歯周病と体の病気との関係②~心内膜炎~

みなさん こんにちは!
長野県佐久市 おぎむら歯科医院
院長の荻村卓朗です。

 今日は歯周病と心内膜炎という病気の関係についてお話していきたいと思います!
まずは、心内膜炎とはface08???
心臓は心膜という膜で包まれ、心臓が移動しないようにしたり、過度に大きくなる事を防いだり、心臓を保護したりする働きがあります。心臓の筋肉そのものも薄い膜におおわれて、心臓の内側の膜を心内膜、外側の膜を外心膜といいます。細菌によってこの心内膜に炎症がおこること心内膜炎になります。

むし歯菌、歯周病菌は、しばしば細菌性の心内膜炎の原因となることが知られています。またこれらの細菌の中には、白血球を殺してしまったり、心臓の弁膜について、増殖して病気を引き起こします。特に歯垢のなかにいる細菌は、弁膜障害があるとそこにくっついて心内膜炎を起こすことがあります。

ではその予防方法は?実際に心内膜炎になってしまった時は!?まずお家で出来る事としては、規則正しい生活、正しい食事、口腔内を清潔に保つ事、専門の医療機関にかかること、そう!!歯科医院も口腔内の専門機関!歯科検診を受けて口腔内のケアをすることが大事なのです!

おぎむら歯科医院
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Posted by おぎむら歯科医院 at 01:08Comments(2)歯周病

2009年02月10日

歯周病と体の病気との関係①~糖尿病編~

みなさん こんにちは!
長野県佐久市 おぎむら歯科医院
院長の荻村卓朗です。

 歯周病と体の病気とは密接な関係があるって皆さん知ってましたか?face08最近ではテレビや、雑誌でも紹介される事も多くなって認知度は上がってきましたが、実際の診療の場ではまだまだ認知度は低いようです・・・

歯周病は歯と歯ぐきだけでなく、体の健康と深く結びついています。最近の研究により、歯周病が全身の病気に害を及ぼしたり全身の病気が歯周病に悪影響face03を与えたりする事が明らかになってきました。

中でも歯周病と糖尿病には密接な関係があります。糖尿病は予備軍も含めて成人の5,6人に1人が罹っているといわれていますが、その合併症の一つが歯周病なのです。

歯周病で慢性的な炎症があると血糖値を下げるホルモン「インスリン」に体が反応しにくくなり糖尿病が悪化します。一方、糖尿病で歯ぐきの血流が乏しくなったり、血糖値が上がると、歯周病菌に対する抵抗力が落ちてしまい、相互に悪い作用を及ぼします。そのため最近では、糖尿病の患者さんが歯科を、歯周病の患者さんが内科や糖尿病専門医を、それぞれ受診することは非常に重要だとされています。face02

皆さんは大丈夫ですか生活習慣病(糖尿病、高血圧、歯周病など・・・)は早期発見早期治療が有効なのです!!face02

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2009年02月04日

妊娠中の歯周病

みなさん こんにちは!
長野県佐久市 おぎむら歯科医院
院長の荻村卓朗です。

 丈夫な赤ちゃんを産むのには歯の健康が大切!

 歯肉炎や歯周炎に総称される歯周病は、細菌によって歯の周りの組織が破壊される病気です。原因は、以前にも述べたように、磨き残しから歯に付着する歯垢(プラーク)。 わずか1mg中に10億もの細菌が住み着いています。その細菌から出される毒素や酵素によって歯を支える組織を破壊し、ついには歯が抜けてしまうのです・・・

歯周病は中高年層の病気と思われがちですが、実は妊婦さんこそ要注意!妊娠中はホルモンの影響で歯周病菌が増える上、免疫力が低下したり、つわりで歯磨きがままならないこと等から妊娠性歯肉炎を起こしやすく、不規則な食事や嗜好の変化などでむし歯にもなりやすいのです。

妊婦さんの場合、歯周病による早産や2500g以下の低体重児出産との密接な関連が報告されています。その割合健康な人より約7倍の早産、低体重児出産のリスクがあるというのです。

妊娠を機に歯科検診を受けましょう!
恐ろしい歯周病ですが、原因が分かっているので予防も可能です!正しいブラッシングと歯科医院での定期的な歯科検診、クリーニング、が大切です!さらに規則正しい生活、栄養バランスを考えた食事も歯周病予防になります。出来る限り毎食後のブラッシングを!健康を維持するには一定の睡眠時間、運動も必要です。早寝早起きの生活習慣は不要な間食を防ぎ、偏食のないバランスのよい食事を摂れば歯はもちろん身体に必要な栄養素が整い、病気に強い体を作れます。

妊娠を機に歯科検診を受けて、出産に備えましょう!

Q&A

Q 妊娠中は歯医者にいってもいいの?

A 原則的に歯科治療を受けて悪い時期はありません!但しつわりや早産の危険性を考えると、比較的あんていしている妊娠中期から後期にかけてが望ましいでしょう!face02

Q 歯周病やむし歯は赤ちゃんにうつる?

A 生まれたばかりの赤ちゃんの口腔内には歯周病菌やむし歯菌はいませんが、母親に歯周病やむし歯があると、噛み与えなどを通して赤ちゃんに感染する悪阻rwがあります。産後は育児に追われ歯科に行きにくくなるもの。赤ちゃんのためにも出産前にちりょうをしておくことが大切です!face01


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